中国:2月CPIは1.6%低下、PPI4.5%低下-デフレ懸念も(2)

中国国家統計局が10日発表した 2月の同国の消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.6%低下と、 2002年以来で初のマイナスとなった。資源価格の下落が影響した。景 気回復を目指すなか、デフレが足かせになるとの懸念が高まりそうだ。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト10人の予想中 央値では、前年同月比1%低下と見込まれていた。1月は同1%上昇だ った。同日発表された2月の生産者物価指数(PPI)も同4.5%の低 下と、ここ10年で最大の落ち込みとなった。1月は同3.3%低下だっ た。

物価の下落により、デフレが定着し、企業の利幅縮小や賃金削減、 消費者需要の後退を招くリスクが高まる。中国の温家宝首相は、輸出急 減で大きく減速した経済を回復させるため、4兆元(約58兆円)規模 の景気対策を打ち出している。

UBSのエコノミスト、汪涛氏(北京在勤)は「中国政府は、景 気刺激策で時機を逸することなく内需押し上げ効果を上げる必要があ る」と指摘。「世界的な需要後退が、中国の輸出企業による国内販売の 拡大を招き、これがデフレ圧力を強めることになる」との見方を示した。

世界的な景気低迷に伴う需要後退の影響で、金属や原油の価格は 低下。中国のCPIの約3分の1を占める食品も値下がりした。

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 森 茂生 Shigeki Mori +81-3-3201-3843 smori1@bloomberg.net Editor:Akiko Kobari 記事に関する記者への問い合わせ先: Li Yanping in Beijing at +86-10-6649-7568 or yli16@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: David Tweed in Tokyo at +81-3-3201-2494 or dtweed@bloomberg.net

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