トリケミ研株がストップ高、JSRと半導体分野で提携-国際展開も

半導体製造用の化学薬品を製造販売 するトリケミカル研究所の株価が前日比41%高の173円とストップ高 (制限値幅いっぱいの上昇)。素材大手のJSRと次世代半導体の製造 で使う薬品の開発・生産で包括提携したことが好感された。

トリケミ研とJSRが9日の取引終了後に公表した報道資料による と、今回の提携を機に、JSRは同社が開発した半導体製造工程で使用 する複数のファインケミカル(高純度化学薬品)材料をトリケミ研に製 造委託する。一方、トリケミ研は自社が開発したファインケミカル材料 をJSRのグローバルな商流に乗せるという。

トリケミ研IR担当の鈴木欣秀氏は、「契約上、具体的な製品名な どは言えないが、製造委託を受けることで収益面にプラス効果が見込め るほか、当社製品のグローバル展開なども期待できる」と述べ、今回の 提携で収益寄与があるとした。ただ収益寄与額については「具体的に試 算していない」(鈴木氏)と言う。

同社の09年1月期決算の発表予定日は今月13日。昨年11月時点の 連結売上高予想は前の期比8.4%減の33億円、営業利益は同48%減の3 億6000万円。

一方、JSR株は一時2.3%安の1105円と反落。機関投資家などが 運用指標として位置付けることの多いTOPIX500指数に比べ、若干 マイナス幅が大きくなっている。

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