フランフランの高成長陰り、バルス株11カ月ぶり安値-今期業績減速

:生活雑貨店「フランフラン」を 展開するバルスの株価が急反落。雇用や所得環境の悪化に加え、足元で 新商品数の投入を抑制している影響から顧客に敬遠されている。今期 (2010年1月期)業績は急減速する見通しとなり、収益環境の厳しさ を嫌気した売りで一時ストップ安となる11%安の7万8200円と昨年 4月3日以来、およそ11カ月ぶりの安値水準に沈んだ。

岡三証券企業調査部の松村梨加アナリストは、「昨年中ごろまで収 益の伸びをけん引役していた都市部で苦戦しているのが懸念される」と 指摘。昨秋から膨らんだ在庫を圧縮する経営戦略の一環で、新商品数を 大幅に減らしていることが消費者の足を遠のかせる結果になっており、 「今期業績は前期までの高成長が一服し、足踏みを強いられる公算が大 きい」と見ている。

バルスが9日に発表した09年1月期の連結決算は、純利益が前の 期比35%増の16億5100万円となり過去最高を更新した。全売上高の 8割超を占める「フランフラン」で台所用品や浴室用品などが好調。積 極的な新規出店、プライベート商品の開発も奏功した。

一方、10年1月期の連結純利益計画は前期比3.6%増の17億 1000万円と増益予想ながら、伸び率は大幅に鈍る。消費者の生活防衛 志向の高まりで、雑貨やインテリア販売の伸びが鈍化すると想定。国内 での新規出店は、前期の28店から今期は3店と大幅に減らす予定だ。

今月3日に会社側が発表した2月の既存店売上高は、前年同月比 13%減だった。2けた減は04年8月以来、4年半ぶり。客数が同

6.6%減となり、客単価も6.8%低下した。前年に比べて営業日が少な いうるう年による影響(2-3%)を考慮しても、落ち込みが目立つ。

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