米ブリストルが次の買収標的か、メルクのシェリング買収で再編加速

米製薬大手のメルクによる411億ド ル(約4兆円)規模のシェリング・プラウ買収やファイザーによるワ イス買収(680億ドル)を受けて業界再編圧力が高まるなか、米ブリ ストル・マイヤーズスクイブが次の買収標的になりそうだ。

9日の米株式市場では、仏サノフィ・アベンティスから買収標的 にされるとの憶測が広がり、ブリストル・マイヤーズの株価は前週末 比で3.6%上昇した。キャリスのアナリスト、デービッド・モスコウ ィッツ氏はインタビューで、英グラクソ・スミスクラインや英アスト ラゼネカ、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が買収に名 乗りを上げる可能性があると指摘した。

ブリストル・マイヤーズは先週、M&A(合併・買収)や薬品開 発を進めるため、経営トップで構成される意思決定グループを新設。 ジェームス・コーネリアス最高経営責任者(CEO)は、同社が2007 年9月以降6件のM&Aを完了した後も手元現金は昨年末時点で80 億ドルに上ることから、買収を模索していることを明らかにしていた。 モスコウィッツ氏は、ブリストルが有する実験段階の新薬が増強され たため、魅力ある買収標的になっていると指摘した。

モスコウィッツ氏は9日のインタビューで「次はブリストル・マ イヤーズだ」と述べ、「さらなる業界再編が行われると思う。最終的に は薬品会社は一段と力を付け、雇用は削減される。研究開発に利用で きる資金は減るだろう。長期的には市民が苦しむことになる」との見 方を示した。

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