米失業率:年内に9.4%まで悪化へ、潜在成長力に影響も-月次調査

米失業率が今年9.4%まで悪化し、 少なくとも2011年いっぱい高水準が続く見込みで、米国の長期的な潜 在成長力を脅かす恐れがある-。ブルームバーグ・ニュースがまとめ た月次調査の結果、こうした見方が明らかになった。

今月2-9日に金融・調査機関54社を対象に実施した今回の調査 (中央値)によれば、失業率は先月時点でピークと予想されていた

8.8%よりもさらに上昇する見込み。今後2年間の平均失業率が、2月 に記録した25年ぶりの高水準である8.1%を上回るとの予想も示され た。

JPモルガン・チェースのエコノミスト(ニューヨーク在勤)、 マイケル・フェローリ氏は、「最悪の事態が少しましになったとして も、失業率が低下することを意味するわけではない。失業率の高止ま りは長期的な成長抑制要因になろう」と述べた。

調査結果によれば、今年の米経済成長率はマイナス2.5%と1946 年以来で最悪となり、来年はプラス成長に転じるものの、1.8%の伸び にとどまる見通し。両年の予想値はいずれも先月時点から引き下げら れている。

ただ、個人消費は改善される見込み。1-3月期の減少ペースは

1.7%と、先月時点見通し(2.7%減)よりも緩やかなものとなりそう だ。4-6月期についても従来予想よりも減少率が小さくなるとみら れる。

政府の景気対策や金融支援策によって、今年の財政赤字は国内総 生産(GDP)のほぼ12%相当と、昨年の5.8%の倍以上になるとの 予想も示された。

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