【個別銘柄】東精密、武田、石油、中外、バルス、サミーネト、セイノ

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10日の日本株市場における材料銘 柄の終値は以下の通り。

東京精密(7729):前日比8.1%高の825円。10日付の日本経済新 聞によると、同社の藤森一雄社長は製品の絞り込みや人員削減で固定費 を圧縮し「2010年3月期に償却前営業損益で黒字化を目指す」と述べ た。他社との経営統合も選択肢のひとつとの見方を示したことで、積極 的な経営姿勢が評価された。

武田薬品工業(4502):3.9%安の3190円。一時5.7%安の3130 円まで下落し、52週安値を更新。前日はストップ安比例配分で取引終 了。新薬承認審査中の糖尿病治療薬「アログリプチン」について、米国 食品医薬品局(FDA)が心疾患リスクに関する詳細なデータを求めた ことが6日明らかになった。前日に続き、みずほインベスターズ証券や 大和総研も投資判断を下げており、承認遅延に対する警戒感が強い。

国際石油開発帝石(1605): 1.7%高の65万9000円。15日に開 催される石油輸出国機構(OPEC)の総会で減産が決定されるとの観 測から、原油相場の先高観が強まり、在庫評価益の増加を期待した買い が入った。

バルス(2738):ストップ安となる1万円(11%)安の7万8200 円で、昨年4月3日以来、およそ11カ月ぶりの安値水準に沈んだ。同 社は生活雑貨店「フランフラン」を展開。雇用や所得環境の悪化に加え、 新商品数の投入を抑制して顧客に敬遠されている。今期(10年1月 期)業績は急減速する見通しを示し、収益環境の厳しさが再認識された。

セイノーホールディングス(9076):4.1%安の443円。景気後退 により取り扱い貨物が減少傾向にあり、当面は厳しい収益環境が続くと の見方が強まった。野村証券金融経済研究所は10日、投資判断を「2 (中立)」から「3(ウエート下げ)」に引き下げた。

サミーネットワークス(3745):ストップ高に当たる前日比2万円 (13%)高の16万9000円で比例配分。パチスロやパチンコの有料オ ンラインゲームが伸び、今期(09年3月期)の業績と配当の計画を増 額修正した。

メディネット(2370):ストップ高となる15%高の7500円。熊 本大学やくまもとテクノ産業財団から、がん細胞特有のたんぱく質に由 来する抗原ペプチドの特許権利を取得、がんワクチンの開発などを加速 化する計画が示され、将来的な収益寄与を見込んだ買いが殺到した。

中外製薬(4519):5.9%安の1552円。メリルリンチ日本証券は9 日付で投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。

クミアイ化学工業(4996):8.8%安の292円。農薬販売が伸び、第 1四半期(08年11月-09年1月期)は2けたの増収営業増益となっ た。しかし、同社株のパフォーマンスは過去3カ月でTOPIXを3割 超上回り、堅調な収益は株価に反映済みとされた。野村証券金融経済研 究所は投資判断を「1(買い)」から「2(中立)」に引き下げた。

シーケーディ(6407):0.8%安の257円。東海東京調査センタ ーが9日付で投資判断を「3(中立)」から「4(平均以下)」に引き 下げた。担当の大平光行アナリストは、半導体製造装置業界では受注が 前年同月比8―9割減少して出荷が落ち込んでおり、同社が手がける流 体制御機器などの低迷が続くと予想する。

カナモト(9678):8.1%安の308円。一時10%安の300円と、 取引時間中としては昨年10月28日以来の下落率を記録した。建機レ ンタル需要が落ち込み、09年10月期の連結純損益が赤字に転落する見 通しとなった。

コープケミカル(4003):5.7%安の181円。三菱マテリアル (5711)が同社の株式を一部売却し、保有比率を8.84%から4.47%ま で引き下げた。三菱マが9日、関東財務局に提出した変更報告書(大量 保有報告書)で判明した。

インターネット株:ヤフー(4689)が2.9%高の2万3570円、楽天 (4755)が1.7%高の4万7150円。10日付の日本経済新聞によると、 ネット企業12社の08年度業績は、8社の最終損益が改善する見通し。 大手ポータル(玄関)サイトや、割安な商品を探せる比較サイト運営会 社を中心に伸びる。ただ、株安や消費低迷で広告出稿を抑制する流れも あり、ネット広告代理店や交流サイトの一部で減速傾向が出ているとも 報じている。

イビデン(4062):1.5%高の2045円。ゴールドマン・サックス証 券は10日付の投資家向けのメモで、目標株価2300円、コンビクショ ン・リスト(買い)を再強調した。数量や付加価値上昇などへの期待が 株価に織り込まれていないとしている。

オークマ(6103):1.7%高の298円。東海東京調査センターは9 日付で、オークマの投資判断を「4(やや弱気)」から「3(中立)」 に引き上げた。

市光工業(7244):1.2%安の85円。国内の2つの製造所を10年 2月末までに閉鎖する一方、連結子会社、九州市光工業のヘッドランプ の新工場を増設することを決めた。生産体制集約と早期退職募集により 約730人を削減する。

トリケミカル研究所(4369):ストップ高となる41%高の173円。 素材大手のJSR(4185)と次世代半導体の製造で使う薬品の開発・ 生産で包括提携したことが好感された。

大庄(9979):2.0%安の1307円。2月の既存店売上高(連結ベー ス)は前年同月比11%減。客数が同13%減少した一方、客単価は同

2.0%上昇とプラスを維持した。

ダイコク電機(6430):1.2%高の1396円。09年3月期末の配当計 画を計画比べ20円増やし、50円にすると発表。配当は中間実績の10 円と合わせ、年60円となる見通し。前期実績は年50円だった。

ボーソー油脂(2608):2.4%高の173円。昨年12月に創立60周年 を迎えたことから、09年3月期末に2円の記念配当を実施することを 決定。この結果、年間配当は7円になる見通し。前期実績と計画は5円。

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