バルチック・ドライ指数:昨年10月以来の高水準-穀物輸送需要

商品の運搬コストを示すバルチ ック・ドライ指数が9日、昨年10月9日以来の高水準に達した。南 米産穀物の輸送需要が拡大していることが要因。

バルチック取引所によると、同指数は前週末比37ポイント (1.7%)上昇し2262ポイントとなった。穀物輸送に利用されるパ ナマックス型船舶の用船レートは同3.9%上昇、過去9営業日では 59%高騰し、1日当たり1万8562ドルとなっている。パナマック ス型より大型で通常、鉄鉱石輸送に利用されるケープサイズ型の用船 レートは9日、前週末比0.4%下げ、同2万8382ドルとなった。

ブエノスアイレス穀物取引所は6日、アルゼンチンでの降雨に より穀物の「被害が軽減される」との見通しを示し、今年の収穫高予 想を引き上げた。これにより、穀物輸出高が増加する可能性がある。 同国の収穫期は3-6月。アルゼンチンは、米国、ブラジルに次ぐ世 界3位の大豆生産国。ブラジル農務省は9日、降雨の影響により、同 国の大豆とトウモロコシの今年の生産高の落ち込みは従来予想を下回 るとの見通しを示した。

専門投資銀行フェーンリー・フォンズのアナリスト、ラルス・ エイリーク・ニルセン氏(オスロ在勤)は電話インタビューで「穀物 の輸送需要、特に南米からの輸送量の多さ」がパナマックス型の用船 レートを下支えしていると指摘。「一方、ケープサイズ型用船レート の基本的な押し上げ要因となる鉄鉱石市場は特に堅調とは言えない」 との見方を示した。

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