短期市場:翌日物は横ばいか、年度末越えの調達金利の水準に注目

短期金融市場の無担保コール翌日 物は0.10%前後で横ばいか。準備預金の積み最終日を週末に控えて、 多くの銀行は積み上げが進んで手元資金に余裕がある。一方、年度末 越えの取引は金融機関の資金手当てが進んでいるもようで、調達金利 の水準が注目される。

9日の翌日物の加重平均金利は0.4ベーシスポイント(bp)上昇 の0.103%。朝方は一部大手銀行や地方銀行の調達で0.08-0.12%か ら始まった。その後は0.06-0.10%で推移。全体的に調達需要が限ら れるなか、取引が一巡すると閑散な状態が続いた。

この日は国庫短期証券(TB)6カ月物と30年債の発行で1兆 5000億円程度の資金不足。ただ、先日付で取引されるレポ(現金担保 付債券貸借)は0.11%前後の実質的な下限域で安定しており、発行日 要因は限られそうだ。前日は国債買い現先オペ2兆5000億円(3月 11日-12日)が札割れになっており、この日の通知額も注目される。

準備預金の積みの進ちょく率かい離幅は6%台まで抑制されてき たが、落ち着いた取引が続きそうだ。日銀が潤沢な資金供給の姿勢を 継続すれば、年度末を含む3月分の積み期間(3月16日-4月15 日)も金利上昇圧力は抑えられるとの見方が出ている。

市場関係者によると、年度末をまたぐ無担保コール3週間-1カ 月物は0.4%台前半から0.5%台半ばで推移しているもよう。大手生命 保険の運用が指摘され、一部銀行や証券会社の調達希望は0.45%から

0.30%割れで推移している。運用が積極化するか注目されている。

準備預金8兆円の見込み

午前9時20分の即日実行の定例金融調節が見送られた場合、この 日の当座預金は8000億円減の10兆9000億円程度、準備預金(除く ゆうちょ銀)は3000億円減の8兆円程度になる見込み。短資会社各社 の予想では、即日の金融調節は見送られるとの見方が多い。

準備預金の必要積立額(1日平均)3兆4200億円と積み終了先 4兆2700億円から推計した中立水準は7兆7000億円程度になる。

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