NY銅先物:2週間ぶり大幅下落、リセッションめぐる懸念が再燃

9日のニューヨーク銅先物相場は 約2週間ぶりの大幅下落となった。リセッション(景気後退)の影響 で、住宅や乗用車、電気製品などに使われる銅の実需が抑制されると の懸念が再燃した。

世界銀行は8日公表したリポートで、世界経済は今年、第2次世 界大戦後初のマイナス成長となる可能性が高く、世界貿易は過去80 年で最大の落ち込みになるとの見通しを示した。今年の世界の工業生 産が最大15%減少する可能性も指摘した。米国や欧州、日本のリセッ ションで需要が後退するなか、銅相場は昨年5月に付けた過去最高値 を62%下回っている。

RBCキャピタル・マーケッツの工業用金属担当責任者、アレッ クス・ヒース氏(ロンドン在勤)は同日付リポートで、「暗い経済見 通しが再燃し、市場の見方を圧倒するなかで、銅相場はこの日午前に 入ったとみられる新たなレンジの下限を試している」と指摘した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のCOMEX部門の銅先 物相場5月限終値は前週末比4.95セント(2.9%)安の1ポンド=

1.6395ドルと、中心限月の取引としては2月20日以来で最大の下げ となった。

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