グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場の 動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は3営業日続落。指標のハンセン指数は4カ月余 りでの最安値で引けた。世界経済が第2次世界大戦以降で初のマイナ ス成長に陥るとの世界銀行の見通しで景気と企業業績への懸念が強ま った。

英銀HSBCホールディングス(5 HK)は1996年7月以来で 初めて40香港ドルを割り込み24%安で終了した。携帯電話機の受 託生産で世界最大手の富士康(2038 HK)も、昨年7-12月(下 期)の赤字を嫌気し15%安と急落。

シンガポールのロジャーズ・ホールディングス会長で著名投資家 のジム・ロジャーズ氏は「われわれは皆、米欧の影響を受けており、 両地域は非常に深刻な苦境にある」と指摘。「ウォルマートや米小売 り各社と取引があれば打撃を被るだろう。ただ中国経済の一部は良く なりそうだ」と述べた。同氏は農業や水処理の産業を有望視している とも語った。

ハンセン指数は前週末比576.94ポイント(4.8%)安の

11344.58と、昨年10月27日以来の安値。ハンセン中国企業株 (H株)指数は前週末比0.9%安の6725.58。

【中国株式市況】

中国株式相場は下落し、上海総合指数がここ1週間余りで最大 の下げとなった。中国の景気減速で収益が低下するとの懸念から自動 車株が売られたほか、金や銅相場の値下がりを受けて資源株も下落し た。

中国最大の自動車メーカー、上海汽車(600104 CH)は5.6% 安。同社の陳虹社長が、中国の1-3月(第1四半期)の自動車販売 の伸びが鈍化する可能性があると指摘したことが響いた。また産金大 手の山東黄金礦業(600547 CH)は7%、産銅大手の江西銅業 (600362 CH)は8%をそれぞれ超える下げとなった。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動 している上海総合指数は前週末比74.26ポイント(3.4%)安の

2118.75で終了した。上海、深センの両証取のA株に連動している CSI300指数は3.7%安の2202.53。

金元比聯基金管理の副最高投資責任者(CIO)、ラリー・ワン 氏は「政府の景気対策について、想定される恩恵は既に織り込まれて いる」と指摘。「われわれは重大な地点におり、ファンダメンタルズ (経済の基礎的諸条件)が改善しなければ、市場はさらなる圧力に直 面することもあり得る」との見方を示した。

【インド株式市況】

インド株式相場は下落し、指標のセンセックス30種指数は3年 余りでの最安値となった。来月始まる総選挙を控え、政局不透明感の 高まりから海外投資家による売りが加速した。

インド最大のたばこメーカー、ITC(ITC IN)は3.8%安の

158.35ルピーと、4カ月余りで最低。銀行国内2位のインドステイ ト銀行(SBIN IN)は4.9%下げ2年ぶり安値となる895.30ルピ ーで引けた。

ボンベイ証券取引所のセンセックス30種指数は、前週末比

165.42ポイント(2%)安の8160.40と、2005年11月2日以来 の安値で終了。

タウルス・ミューチュアル・ファンドで資産運用に携わるR・K・グ プタ氏(ニューデリー在勤)は「共産党や小規模の地方政党が全国規 模の政党の代わりとなる選択肢として浮上してきたことが政局の不透 明を高め、海外投資家を不安にさせている」と指摘した。

インドの選挙管理委員会は2日、総選挙が4、5月に5つの段階 に分けて実施されると発表した。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前週末比9.0ポイント(0.3%)高の

3154.5。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前週末比16.70ポイント(1.6%)高の

1071.73。

【台湾株式市況】

加権指数は前週末比25.39ポイント(0.6%)安の4628.24。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前週末比56.17ポイント(3.7%)安の1456.95。

【マレーシア株式市況】

9日のマレーシア株式市場はムハンマド聖誕祭の祝日で休場。 取引は10日に再開される。

【タイ株式市況】

SET指数は前週末比8.24ポイント(2%)安の411.27。

【インドネシア株式市況】

9日のインドネシア株式市場はムハンマド聖誕祭の祝日で休 場。取引は10日に再開される。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前週末比29.54ポイント(1.5%)安の

1890.62。

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