英銀ロイズ:株価一時14%安-英政府が経営権取得、資産36兆円保証

英銀ロイズ・バンキング・グルー プの株価が、9日のロンドン市場で一時14%安と急落した。英政府は 同行の経営権を握るとともにリスク資産2600億ポンド(約36兆円) に保証を付けることで合意した。

ロンドン時間午前8時46分(日本時間午後5時46分)現在、ロ イズ株は前週末比4ペンス安の38ペンス。7日に発表された合意内容 によれば、政府の持ち分は最大75%と、従来の43%から上昇する。

英株主団体のシェアホルダーズ・アソシエーションの広報担当者、 ロジャー・ローソン氏は合意について「ひどい内容だ」として、「ロ イズの既存株主の権利は踏みにじられた」と話した。

ロイズは昨年10月、住宅金融大手のHBOS買収で合意。英政 府はHBOSの破たんを回避するため合意を推進したが、この結果ロ イズは不良債権を抱え政府に救済されるに至った。ロイズの発表によ れば、政府が保証するロイズ資産の約83%はHBOSの資産だった。

合意によれば、ロイズは保証対象資産の5.2%に相当する156億 ポンドを議決権のない株式の形で英政府に支払う。また、英政府は ロイズの優先株40億ポンド相当を普通株に転換する。ロイヤル・バン ク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)が資産の政府保証で 支払った額は保証額の2%だった。

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