TIBORの低下続く、年度末越えの資金調達にピークアウト感の声も

9日の短期金融市場では、東京銀行間の貸 出金利であるユーロ円TIBOR3カ月物の低下が続いた。日本銀行による潤 沢な資金供給オペが続くなか、金融機関による年度末越えの資金調達が進んで いることを受けた。

9日のユーロ円TIBORは、3カ月物が前週末比0.23ベーシスポイント (bp)低い0.69462%と4日営業日連続で低下し、2007年6月13日以来の低水 準になった。同1カ月物も0.308bp低い0.60769%と、5営業日続けて下がって いる。

市場関係者によると、年度末をまたぐ無担保コール3週間-1カ月物は

0.4%台で推移しているもよう。証券会社の調達水準が一時の1%付近から半分 程度に低下し、銀行からの調達意欲は限定的だという。

セントラル短資の金武審祐執行役員は、TIBORが低下基調に入ったと 指摘。「銀行間の調達希望レートの低下や、CP(コマーシャルペーパー)の 前倒し発行などで、銀行や企業の資金需要が弱まっていることを反映している」 という。年度末越えの無担保物の調達も「ピークアウトした様子だ」とみる。

前週に実施された全店共通担保オペでは、年度末越えの翌日物(3月31日 -4月1日)の最低落札金利が0.25%、長めの3カ月物(3月10日-6月22 日)も0.20%と、いずれも落ち着いた水準で、金融機関の間に資金調達に対す る安心感が広がっている。

買い現先オペ、再び札割れ

日銀が午前に実施した資金供給目的の国債買い現先オペ2兆5000億円(3 月11日-12日)は、応札総額が2兆3626億円にとどまる札割れになった。5 日の同オペも、3兆円の通知に対して応札額が2兆2863億円にとどまり、3年 ぶりの札割れが発生したばかりだった。最低落札金利は前週末と同じ下限

0.10%だった。

証券会社が資金手当てを行うレポ(現金担保付債券貸借)は0.10-0.11% 付近で推移しており、「足元金利は底ばい状態。買い現先オペの札割れも、資 金調達ニーズの後退がレポ市場にも広がっているということだ」(セントラル 短資・金武氏)という。

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