米AIG:破たんは世界の銀行や短期金融市場に打撃-救済求める

米保険大手アメリカン・インター ナショナル・グループ(AIG)は4回目の政府支援を求める際、規 制当局者に対し、同社が破たんすれば短期金融市場を損ない、欧州の 銀行に資本増強を余儀なくさせるとともに、競合する生命保険会社の 破たんを招き、既に費やされた公的資金が回収できなくなる恐れがあ ると説明していたことが明らかになった。

21ページに及ぶ2月26日付のAIGの説明資料によれば、昨年 の米リーマン・ブラザーズ・ホールディングスのケースを上回る悪影 響を市場に与えかねない「悲劇的な」破たんを回避するため、同社は 米連邦準備制度理事会(FRB)と財務省による即時支援を必要とし ていた。資料は「極秘」扱いとされ、政府規制当局者に配布された。

資料は「AIGに事が起きれば、異例の手段をとらない限り止め ることのできない一連の連鎖破たんの引き金ともなりかねない」と指 摘。「保険は自由な企業システムにとって酸素のようなものだ。災難 から保護される保証がなければ、資本主義のファンダメンタルズは損 なわれる」との見方を示した。

AIGが先週発表した2008年10-12月(第4四半期)決算が 617億ドルの赤字と、米企業として過去最悪の赤字となったことを受 け、米当局は融資条件の緩和や300億ドルの追加資本注入を含む新た な支援策を実施した。米議員らは、公的資金の使途や救済完了の時期 などに関する詳細が十分知らされていないことを理由に、既に認めら れた総額約1600億ドルの枠を超える追加支援に消極的だ。

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