イエロハトやオートバクが急騰、ETC車載機好調で収益貢献を期待

カー用品大手のイエローハットやオ ートバックスセブンの株価が急騰。2008年度第2次補正予算に盛り込 まれた高速道路通行料の値下げや、ETC(自動料金収受システム)の 助成金支給などで、ETC車載機器需要が伸びるとの期待が広がってい る。実際、足元で前年同月の2倍を超す販売実績を示し、収益への好影 響を期待した買いが入った。

イエロハト株は一時前週末比23%高の350円と、2008年12月 18日以来の水準を回復。オートバクは同8.5%高の2825円で、08年 9月25日以来の水準に値を戻した。

08年度第2次補正予算案は4日の衆院本会議で再可決され、同日 成立した。国土交通省では、今回の補正予算成立を契機にETCの普及 拡大を促進。ETC搭載車に限り、土日・祝日は地方の高速道路を最大 1000円で無制限に出来るようにするほか(開始は今月28日)、ET C導入を検討する国民に5250円の助成金を支給する。

イエロハトIR担当の伊藤嘉晃氏は、ETC車載機について「これ まで装着率の低かった地方を中心にETCを導入する動きが広がってい る。08年11月-09年2月までの約4カ月で、前年同期の2倍の売り 上げがあった」 と話している。

オートバク広報担当の天満竜太氏によれば、同制度の導入が国会で 話題になりだした08年11月からETC車載機の販売が急増、09年2 月に至っては前年同月の2倍の売上高になったという。補正予算成立後 は「助成金に関する問い合わせが増えており、弊社の助成割引に対する 関心も非常に高い」(天満氏)という。

株式市場では、「銀行大手や武田薬が52週安値を更新する状況下 で、ETC関連銘柄は政策効果が見込めるとして個人投資家などの間で 人気化している」(十字屋証券投資情報室長の岡本征良氏)と指摘され ていた。

カー用品大手2社の今期(09年3月期)連結営業損益計画は、イ エロハトが7億700万円の赤字(前期は5億700万円の赤字)、オー トバクが同52%減の33億円の黒字。業績はこれまでの消費低迷で弱 含んでいるが、会社側では「今回の補正予算成立などを受けて、遠方に ドライブする人が増えて欲しいものだ」(オートバクの天満氏)として いた。

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