インド株の見通し、総選挙が鍵握る-米モルガン・スタンレー

米モルガン・スタンレーは6日付 のリポートで、インド株について、世界的なリセッション(景気後退) が続くなかで、同国の経済成長を後押しするには政府の支出が必要だ と指摘した上で、株価が上昇に向かうかどうかは今年の総選挙の結果 が鍵を握るとの見方を示した。

リポートによると、投資家らは現在、与党連合を率いる国民会議 派か最大野党インド人民党のどちらかを中心に有権者の幅広い支持を 集めた政権が誕生することを織り込んでいるが、選挙結果が投資家の 失望を誘う確率も40%あるという。

リポートは「次の総選挙は市場にとってあまりにも重要だ」と指 摘。「有権者の票が割れれば、政策決定を妨げ、経済成長や市場にも 悪影響を与える恐れがある」と分析した。

インド株の指標、ボンベイ証券取引所のセンセックス30種指数の 年初来騰落率はマイナス14%。世界的なリセッションに伴う輸出需要 の減退を受けて、昨年は52%安と過去最大の年間下落率を記録した。 昨年10-12月期の経済成長率は5.3%と、過去4年間の平均(9%) を大幅に下回った。

総選挙は4月16日から5月13日まで5回に分けて実施され、5 月16日に一斉開票される。選挙管理当局が先週明らかにした。

モルガン・スタンレーによると、過去4回の総選挙では、投票前 の4カ月間でセンセックス指数が約15%上昇。今回の選挙は、投票の 重要性とその行方が不透明であることから、選挙前に上昇する可能性 は「低い」という。

-- Editor: Linus Chua, Nabeel Mohideen.

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor: Ryoji Uchida 記事に関する記者への問い合わせ先: Chen Shiyin in Singapore at +65-6212-1170 or schen37@bloomberg.net. 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Linus Chua at +65-6212-1530 or lchua@bloomberg.net.

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