豪ドル相場、対米ドルで最悪期から脱却-デリバティブ取引が示唆

豪ドル相場は2009年の騰落率が過 去最大のマイナス21%に達した後、最悪期を脱却したことが、デリバ ティブ(金融派生商品)取引で示唆されている。

1カ月物の豪ドル・米ドルオプションのリスク・リバーサル率をみ ると、豪ドルは昨年付けた5年半ぶり安値水準を上回ったまま推移する 見通し。同比率は、豪ドルが1豪ドル=0.6010米ドルと、2003年4月 以来の安値を付けた昨年10月27日に過去最大のマイナス幅を記録し たが、先月26日にはマイナス1.39%と5カ月ぶり高水準に改善した。 リスク・リバーサル率のマイナスは、通貨のプット(売る権利)オプシ ョンへの需要がコール(買う権利)オプションより大きいことを示す。

BNPパリバ・セキュリティーズの通貨ストラテジスト、セバスチ ャン・ゲーリー氏(ニューヨーク在勤)は、市場は「商品需要と全般的 なアジア需要が極端に低くはならないとの想定から、豪ドルが大幅に急 落するリスクを織り込まなくなった」とした上で、「短期的には、豪ド ルが1豪ドル=0.62米ドルの水準を大きく下回ることはないとみてい る」と指摘した。

豪ドルはシドニー時間午前11時半(日本時間同9時半)現在、1 豪ドル=0.6444米ドル。1カ月物のリスク・リバーサル率はマイナス

1.4%。

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