オリックス株が反発、資金調達懸念は不要との見方-野村証は格上げ

オリックスの株価が3日ぶりに反発。 2月上旬の決算発表以来、資金調達懸念などから株価は大きく下げた。 ただ、有価証券の売却などで資金は確保できているとの指摘が出て、過 度な資金調達懸念が後退し、見直し買いが入った。午前10時31分現 在の株価は前週末比2.9%高の2110円。

野村証券金融経済研究所の大塚亘アナリストは、「足元の株価下落 要因と考えられる資金調達への懸念は不要と判断している」(9日付の リポート)と述べ、9日付で投資判断を「2」から「1」に引き上げた。

リポートでは、不要と判断した理由として、①格付け会社の格下げ はなく、借入金融機関との関係は良好、②第3四半期(08年10-12 月)にコマーシャルペーパー(CP)を3518億円返済し、直接調達市 場の機能低下に対応できる資金余力があること、③第3四半期のフリー キャッシュフローは1500億円のプラスとなり、第2四半期に続きキャ ッシュを確保できていること、などを挙げている。

大塚アナリストは、「景況感悪化による不動産関連資産の損失計上 がリスクとして考えられるが、資産の質を考慮すると、そのような巨額 損失計上の可能性は低いと考えられる。資金調達懸念はないと考え、株 価は割安」と指摘している。

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