ピジョン株急騰、中国向け育児用品伸び前期9割増益-今期保守的(2

育児用品を手掛けるピジョンの株価 が4連騰。赤ちゃん用スキンケアクリームやほ乳瓶など育児用品が、中 国を中心にした海外市場で好調に推移している。2009年1月期の連結 純利益が市場予想を上回った上、増配も決定され、足元の業況の良さを 評価する買いが優勢だ。午前終値は前週末比8.0%高の2300円。

ピジョンが6日発表した09年1月期の連結純利益は前の期比94% 増の28億5400万円。ブルームバーク・データに登録された5人のア ナリスト予想の平均値27億3000万円を上回った。年間配当は従来予 想から9円増の55円とした。

地域別の業績を見ると、少子化の影響などで国内の営業利益は前の 期比4.8%増にとどまったが、中国を中心にした東アジアが同19%増 と好調に推移した。中国では「所得増加の影響で、前上期から富裕層以 外の一般消費者へのすそ野拡大が見られた」(同社IR・広報室の北川 健二氏)という。全体に占める東アジアの営業利益の割合は19%。

一方、10年1月期は原材料高と円高が利益を圧迫し、連結純利益 は前期比5.1%増の30億円と伸び率は鈍化する見通しだ。想定為替レ ートは1ドル=90円。ただ、アナリスト予想の平均値は31億9600万 円と、会社計画からの上振れを想定している。会社側は年間配当を64 円と、前期からさらに9円増やす計画。

いちよし経済研究所の林晃弘アナリストは、「為替の影響を考えて も、会社側の今期計画は保守的だ。中国を中心に中長期的に成長してい くという見方には変わりはない」と評価している。

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