日本株:海外原油高受け資源関連高い、医薬品には売り-指数もみ合い

週明け朝方の東京株式市場では、原 油先物など海外の商品市況上昇を好感し、三菱商事など大手商社株、国 際石油開発帝石など鉱業株、商船三井など海運株が高い。半面、米雇用 統計の悪化でトヨタ自動車など自動車株が安く、野村証券金融経済研究 所がセクター判断を引き下げた医薬品株も下げ、小高く始まったTOP IXはマイナスに転じるなど株価指数はもみ合っている。

立花証券の平野憲一執行役員は、「先週末の米国株は方向感が出な かった。今週は国内景気指標が毎日控え、息をつかせない悪い数字が出 てくる可能性がある」と指摘。需給面では、外国人売りと国内年金買い が続くこう着相場の中で、「大きな売りが出る局面では日経平均株価が 6800円まで下げることもあり得る」と、平野氏は警戒している。

午前9時21分時点の日経平均株価は前週末比52円65銭 (0.7%)高の7225円75銭、TOPIXは1.56ポイント(0.2%) 高の722.95。東証1部の売買高は概算で1億9003万株。値上がり銘 柄数は735、値下がり銘柄数は679。東証業種別33指数の騰落状況で は、値上がり業種が24、値下がり業種が9。

個別では、販売許可申請中の治療薬について米国食品医薬品局(F DA)からデータ不足を指摘された武田薬品工業は、クレディ・スイス 証券などアナリストの格下げも相次ぎ、大量の売り注文から売り気配と なっている。

原油市況が上昇、失業率は悪化

6日のニューヨーク原油先物相場は4.4%高の1バレル=45.52ド ルと反発。5週間ぶりの高値を付けた。ドルが対ユーロで下落したため、 代替投資としての商品の魅力が高まった。ニューヨーク金先物相場は続 伸した。

一方、米労働省が6日に発表した2月の非農業部門雇用者数(事業 所調査、季節調整済み)は前月比65万1000人減少と、3カ月連続で 60万人以上の雇用減となった。製造業は前月に比べてマイナス縮小し た半面、広義のサービス業は落ち込みが拡大した。家計調査に基づく2 月の失業率は8.1%と、1983年12月以来の高水準に上昇。

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