債券相場はもみ合い、米債安・株高で売り先行-景気不安が下支え

債券相場はもみ合い。前週末の米 国市場で株高・債券安となった地合いを引き継ぎ、朝方は売りが先行 した。半面、金融不安・景気懸念が根強く、新発10年債利回りが節 目の1.3%台に乗せた水準では買いも期待されており、その後は底堅 く推移している。

東京先物市場で中心限月3月物は、前週末比15銭安の138円49 銭で寄り付いた後、一時22銭安の138円42銭まで下げた。その後は 下げ幅を縮め、水準を切り上げて、一時は3銭高まで上昇した。その 後は横ばい圏の138円60銭台で推移している。3月物の午前9時40 分時点での売買高は6128億円程度。

みずほインベスターズ証券マーケットアナリストの井上明彦氏は、 「動意が乏しくなる傾向がみられる中、週初は海外市場の動向から、 再度10年債利回りの1.3%を試す展開が予想される」とみていた。 先物市場の限月交代が近づき、3月物から6月物への乗り換えの動き が中心になるとの見方も示している。

先物市場では、3月物の最終売買日を11日に控え、中心限月交 代に向けた動きが中心になるとみられている。6日の3月物と6月物 との限月間スプレッド(格差)取引は8841億円と5日から倍増した。

現物債市場で、新発10年物の299回債利回りは、午前9時18分 時点では、業者間で取引がまだ成立してない。

日経平均株価は小反発。前週末比18円3銭高の7191円13銭で 取引を開始した。

前週末6日の米債相場は反落。米10年債利回りは6ベーシスポ イント(bp)高い2.88%程度。630億ドル相当の中長期国債の入札を翌 週に控えて売りが優勢となった。一方、米株式相場は反発。ダウ工業 株30種平均は32.50ドル上昇の6626.94ドル、S&P500種は前日 比0.1%高の683.38で終了した。

新光証券チーフ債券ストラテジストの三浦哲也氏は、今週の債券 相場について、「先週に続き上値の重いレンジ相場を想定している。 1月の機械受注や10-12月期国内総生産(GDP)改定値があるが、 景気が悪いことは前提条件となっているので、それほど大きな材料に ならない」と述べた。

米労働省が発表した2月の雇用統計によると、非農業部門雇用者 数(季節調整済み)は前月比65万1000人減少と、3カ月連続で60 万人以上の雇用減となった。また家計調査に基づく2月の失業率は

8.1%と、1983年12月以来の高水準に上昇した。予想中央値は7.9% だった。

--共同取材:宋泰允、吉田尚史、曽宮一恵、editor: Hidenori Yamanaka,Tetsuzo Ushiroyama

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