商品投資のグレシャム:資金調達、過去最高の約1200億円見込む

ヘンリー・ジャレキ氏率いる商 品投資会社、グレシャム・インベストメント・マネジメント(ニュー ヨーク)は、投資家から過去最高の12億ドル(約1200億円)を調 達する見通しだ。投資家らがインフレによる原材料価格の上昇を見込 んでいるためだ。

グレシャムの調査ディレクター、ダグラス・ヘップワース氏 (48)は5日、バルセロナでインタビューに応じ、向こう数カ月間 で12億ドルの調達を予定しており「これは、外部からの資金調達を 開始した2005年以降、新規の資金流入としては最高額だ」と述べた。 「基本的にインフレ見通しが根拠になっている。経済危機はいずれ終 息するだろう」との見方を示した。

銅やガソリン相場が反発したため、24銘柄で構成するスタンダ ード・アンド・プアーズのゴールドマン・サックス商品指数(S&P GSCI商品指数)は今年、株式相場のパフォーマンスを上回ってい るが、米国債のパフォーマンスは下回っている。ヘップワース氏は、 経済成長の回復に向けた政府支出は成長とインフレにつながるか、イ ンフレのみを加速させるかのどちらかであるとの見通しを示した。

ヘップワース氏は「超インフレ、あるいはスタグフレーション (景気減速下の物価上昇)の可能性があるとみている。一部の市場関 係者はスタグフレーションを見込み、金に投資している」と語る。

ヘップワース氏は、金が今年の商品相場の上昇をけん引すると の見方は「非常に妥当」とみている。金相場の年初来上昇率は

6.7%、銅は20%、ガソリンは32%となっている。

ヘップワース氏は「危機が終息する前に商品相場がさらに困難 な時期を経験することは十分考えられる」と指摘。「ただ、その後、 非常に大幅なインフレが予想されており、景気刺激策が効果を発揮す ればインフレを伴う成長の形を取る可能性があり、効果を発揮しなけ ればスタグフレーションにつながるかもしれない」との見方を示した。

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