カナダ自動車労組、賃金凍結で暫定合意-GMの経費削減策の一環

カナダ自動車労組(CAW)は8日、米自動 車大手ゼネラル・モーターズ(GM)のコスト削減策の一環として、2012年ま で賃金・年金を凍結し、従業員と退職者に月額医療費の支 払いを義務付けるこ とで暫定合意したと発表した。

CAWのケン・ルウェンザ委員長は「CAWは組合員と地域社会の利益を守 るために必要な措置を講じたと考えている」と述べた。また「これは痛みを伴 う」と付け加えた。

134億ドルの米政府支援で生き残りを図っているGMは、米国とカナダの政 府が追加支援の是非を検討するなか、今月末までに経費削減の手段を見いだすた めCAWと協議を続けていた。カナダは北米生産の約2割を占めており、GMに 対して市場シェアの維持を求めている。

GMは電子メールで「暫定合意はGMカナダの再建計画にとって新たな前進 だ」との見解を示し、「CAWが厳しい経済情勢下で、犠牲を分かち合うために 指導力を発揮したことを称賛する」と表明した。

カナダのクレメント産業相は、政府支援を条件にCAWの譲歩を得た。政府 支援はGMだけで最大70億カナダ・ドル(約5300億円)に上る見込み。ルウェ ンザ委員長によると、CAWは政府支援を条件に暫定合意に応じた。

CAWの発表資料によると、労働者は年間40時間の有給休暇を断念。年間 1700カナダ・ドル(約13万円)のボーナスもなくなり、医療費給付コストの相 殺に充てられる。

CAWによれば、暫定合意は約1万人の組合員の承認が必要で、投票は今月 10、11両日に行われる。

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