ダドリーNY連銀総裁:政府は銀行に十分な資本を供給へ、規制も強化

米ニューヨーク連銀のダドリー総 裁は6日、主要銀行の存続確保に向け、米政府は必要な限り資本を供 給するとの姿勢を示した。また、銀行は既存株主の利益の希薄化を嫌 って増資には消極的だと指摘した。

ダドリー総裁は外交問題評議会(CFR)で講演し、金融システ ムの「抜本的な再建」を始めなければならないと言明。それには「破 たんさせるには大き過ぎる」銀行に向けた規制という「明確な代償」 が含まれると述べた。今回は同氏が1月にニューヨーク連銀総裁に就 任して以来で初めての主要な講演となった。

米規制当局は米銀大手19行を対象に資本査定を開始。各行が必要 な追加資本の識別に努めている。ダドリー総裁はリセッション(景気 後退)を深刻化させている信用市場のひっ迫を打破することが狙いだ と説明した。

ダドリー総裁は「資本査定の目的は勝者と敗者を選別することで はなく、非常に困難な状況にでも耐え得るだけの十分な資本が、金融 システムと主要行のすべてに備わるようにすることだ」と話した。

さらに、規制当局からの圧力にもかかわらず、銀行は増資を渋っ ていると指摘。その一因として「銀行幹部が自身を含む既存株主の利 益を希薄化させたがらない」ことを挙げた。

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