欧州債(6日):独国債上昇、10年債利回り2.92%-利下げ観測で

欧州債市場ではドイツ国債相場が 上昇。2月の米雇用統計が予想以上に悪化し、世界的なリセッション (景気後退)の深刻化を背景に欧州中央銀行(ECB)への利下げ圧 力が高まるとの観測が広がった。

独2年債相場は週間ベースでここ2カ月で最大の上げとなった。 ECBが5日に政策金利を0.5ポイント引き下げ1.5%に設定し、追 加利下げを示唆したことを受け、独2年債利回りは過去最低水準まで 下げた。米労働省は6日、非農業部門雇用者数が前月比65万1000人 減少したと発表した。

格付け会社フィッチ・レーティングスは6日、アイルランド国債 の格付けを「ネガティブウォッチ」に指定した。これを受けて、ドイ ツとアイルランドの10年債の利回り格差が拡大した。

バーデン・ビュルテンベルク州立銀行の国債トレーダー、チャー ルズ・ベリー氏(シュツットガルト在勤)は、「市場にはまだ数多く の不安定要因があり、市場関係者は最上級の資産に投資した」と述べ た。同氏はさらに「現行の利回り水準はそれほど割安感はないが、投 資家の一部は依然として国債の安全性を必要としている」と付け加え た。

ロンドン時間午後3時50分現在、10年債利回りは前日比10ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイント)低下し2.92%と、 1月15日以来の低水準となった。同国債(表面利率3.75%、2019年 1月償還)価格は0.93ポイント上げ106.71。2年債利回りは5bp 下げ1.12%となった。5日には1.10%まで下げ、ブルームバーグが データ集計を開始した1990年以来の低水準を付けた。

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