米ウェルズ・ファーゴ、85%減配-年間50億ドルを留保へ(2)

米銀大手のウェルズ・ファーゴは 6日、普通株の四半期配当を34セントから5セントに減額すると発 表した。この85%の減配により、年間50億ドル(約4885億円)の 資金を留保する。同社はまた、1-2月の事業が「堅調だった」こと を明らかにした。株価は通常取引開始前の時間外取引で5.9%高。

同行は発表文で、減配によって「信用状況がさらに悪化した場合 に備える余剰資本が短期的に増える」と説明した。

米銀大手5行(預金ベース)のうち、ほかの4行はすでに減配に 踏み切っている。金融機関は融資焦げ付きの増加に備え、資本温存に 努めている。ウェルズ・ファーゴの2008年10-12月(第4四半 期)決算は、01年以来で初の赤字だった。

同行はこの日、1、2月に590億ドル(約5兆7000億円)の住 宅ローン融資を実行したことを明らかにした。これは2008年10- 12月(第4四半期)の合計を上回っているという。また、預金残高 も伸びたとしている。

ウェルズ・ファーゴはワコビア買収後に表明した50億ドルの経 費削減が順調に進んでいるとし、さらに20億ドルの削減余地もある と言明した。広報担当のメリッサ・マーレー氏によると、追加の経費 節減策には一段の人員削減は含まれていない。

ニューヨーク時間午前8時37分(日本時間午後10時37分)現 在、ウェルズ・ファーゴ株は前日比48セント高の8.60ドル。年初 からは72%下げている。

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