新生銀:3月中に数百億円の資本増強-アプラス分中核に振り替え(3)

新生銀行は6日、3月中に自己資本 を増強すると発表した。連結ベースで補完的項目(Tier2)に算入 しているアプラスの優先株式の一部を新生銀の中核資本(Tier1)に 振り替えるとともに、これとは別に国内機関投資家向けに優先出資証券 を発行する。Tier1で数百億円規模の増強になるもよう。

振り替えは、傘下の大手信販アプラスが過去に機関投資家向けに発 行した優先株810億円の一部を買い戻し消却、同時に新生銀の優先出 資証券をこれら機関投資家が引き受け直す。消却分は同額の優先株を新 生銀向けに発行し補完する。アプラスの有価証券報告書によると、優先 株の大口出資者は住友信託銀行、住友商事、大同生命保険など約10社。

日興シティグループ証券の野崎浩成マネジングディレクターは、 「待たれていた方針が発表されたことで一安心」と評価。調達額につい て「仮に500億-900億円程度とすれば、Tier1引き上げ効果は

0.5-0.9%程度」と試算している。

新生銀の八城政基社長は、昨年12月のブルームバーグニュースと のインタビューで、「年度末までに中核的自己資本(Tier1)比率 7%台を達成しないといけない」とし、3月末までの増資方針を明言し ていた。同行の昨年12月末時点のTier1比率は6.64%。

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