ユーロ円金利先物は4日続伸、TIBORが1年9カ月ぶり0.7%割れ

ユーロ円3カ月金利先物相場は4日続伸(金 利は低下)。株安・債券高の影響に加え、取引対象であるユーロ円TIBOR (東京銀行間貸出金利)3カ月物が低下を続け、1年9カ月ぶりに0.7%の大台 を割り込んだことを受けて先物の買いが優勢になった。

中心限月2009年6月物は、前日比0.005ポイント高い99.425(0.575%) で取引開始。買い優勢な展開が続き、午後に0.020ポイント高い99.440と、2 月24日以来の高値を付けた。直近限月3月物は0.005ポイント高い99.325 (0.675%)で推移した。

東海東京証券債券ディーリング部の有麻智之シニアリーダーは、「市場参 加者が予想したよりもTIBORの下げが速く、先物は先週から売りづらくな ったようだ」と指摘。「これまでも期末を控えて日銀が潤沢な資金を供給し、 TIBORが下げることがよくあった」という。

6日のユーロ円TIBOR3カ月物は、前日比0.385ベーシスポイント(bp) 低い0.69692%と3日連続で低下し、2007年6月13日以来の低水準を付けた。

オペやTBの金利が低下

日銀は、年度末を控えて潤沢な資金供給を行っている。午後に実施された 全店共通担保資金供給オペ8000億円(期日6月22日)は、最低落札金利が前 回2日の本店オペ(期日6月3日)より1bp低い0.20%と、年度末越えとして は1月26日以来の低い水準になった。前日に実施された年度末越えの翌日物の 同オペ(3月31日-4月1日)の最低金利が0.25%となり、落ち着いた水準だ ったことを受けて市場参加者に安心感が出ているとの指摘もある。

また、短期国債市場では、新発国庫短期証券(TB)3カ月物利回りが前 日比2.5bp低下の0.225%と、3カ月物としては1月半ば以来の水準まで買われ ている。共通担保オペの落札金利低下に加え、午前のTB買い切りオペでは、 日本証券業協会の売買参考値と比較した落札利回りが0.9bp低下した。

日銀の山口広秀副総裁は5日、ブルームバーグ・ニュースのインタビュー に対し、年度末に向けて日銀としてさらに踏み込んだ対応があり得るか検討し た上で、「必要があれば行動していく」と発言しており、追加的な政策対応に 対する期待も出ていたもようだ。

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