「危険な魅惑」放つ米国債相場上昇、4-6月期には反落へ-メリル

米メリルリンチはリポートで、 米国債相場が今月上昇し、「危険な魅惑」を放つ相場展開になるもの の、4-6月(第2四半期)には下落に転じるとの見通しを示した。

リポートによると、10年物米国債利回りは、リセッション(景 気後退)が深刻化しつつあるとの懸念を背景に、6日の2.84%から 3月末までに2.75%に低下する見込み。しかし、米財務省による国 債増発や景気の改善に伴い、その後年央までに3.25%に上昇すると いう。

デービッド・ローゼンバーグ氏らメリルのエコノミストらは5 日付リポートで、「米国債の執拗(しつよう)な大量供給の影響」で 米国債利回りは上昇に向かうだろうと予想。米国の経済成長率は7- 9月(第3四半期)に「プラスに転じる」との見方も示した。バン ク・オブ・アメリカ(BOA)傘下のメリルはプライマリーディーラ ー(政府証券公認ディーラー)16社の一角。

米国債相場が今週、今年最大の週間上昇率を記録する勢いを見 せている背景には、6日発表の2月の米雇用統計で1949年以来で最 大の雇用減少が明らかになるというエコノミストの見方がある。ブル ームバーグ・ニュースが米労働省の発表を前に実施したエコノミスト 調査によれば、非農業部門雇用者数は前月比65万人減となり、失業 率は25年ぶりの高水準である7.9%への上昇が見込まれている。

財務省が10日に予定する3年債入札は過去最大の340億ドル、 11日の10年債入札は180億ドル、12日の30年債入札は110億ド ルの規模となる見通し。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE