来週のNY原油先物:上昇か、OPEC減産で米在庫が減少へ-調査

:来週のニューヨーク原油先物相場 は上昇しそうだ。石油輸出国機構(OPEC)による減産で米国の原 油在庫と輸入が減少し始めているとの観測が高まっている。

ブルームバーグ・ニュースがアナリストを対象に実施した調査で は、回答者40人中20人(50%)が、来週の原油相場は上昇するとの 見通しを示した。ほぼ変わらずとの見方を示したのは11人(28%)、 下落を予想したのは9人だった。先週の調査では、回答者の48%が、 今週の相場は上昇すると予想していた。

ブルームバーグ・ニュースが石油会社やアナリストらを対象に実 施した調査によると、OPECの原油生産量は2月に7カ月連続で減 少した。OPECは昨年9月以降3回、減産実施で合意している。O PEC加盟国の閣僚らはウィーンで総会を開き、生産枠について協議 する予定。

シティ・フューチャーズ・パースペクティブ(ニューヨーク)の エネルギー・アナリスト、ティム・エバンス氏は「市場はようやく、 OPECによる減産が石油需要の軟調さを相殺する材料として重要性 を増していると考えるようになったようだ」と指摘。OPECが15 日にウィーンで総会を開く前に原油先物は上昇する可能性もあるとの 見方を示した。

米エネルギー省が4日に発表した在庫統計によると、米国の原油 在庫は先週、75万7000バレル減の3億5060万バレルとなり、減少幅 は今年に入って最大だった。2月20日終了週の輸入は日量2万4000 バレル減の877万バレルと、昨年9月以来の低水準となった。同月に はハリケーン「グスタフ」と「アイク」到来の影響で港湾が閉鎖され ていた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場4月限は、 今週に入って1.15ドル(2.6%)下落し、5日終値は1バレル当たり

43.61ドルだった。過去最高値の147.27ドルに達した昨年7月11日 以降、70%下げている。原油相場がアナリストの予想通りの値動きを 示したのは2004年4月の調査開始以降、47%となっている。

ブルームバーグは石油アナリストとトレーダーを対象に毎週木曜 日に翌週の原油価格について、上昇、下落、ほぼ変わらずの見通しを 問う調査を実施している。今回の調査結果は以下の通り。

                     上昇       下落     ほぼ変わらず(人)
-------------------------------------------------------
                      20         9         11

*T *T

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE