英BTは01年以来の減配、BAは無配転落も-新企業年金ルール影響

英最大の企業年金(加入者34万人 強)を擁する英通信大手BTグループは、2001年以来初めて期末配当 を減額する可能性がある。年金の積み立て不足が17億ポンド(約2360 億円)に膨らんだためだ。

ブルームバーグがまとめたアナリスト25人の予想中央値による と、旧国営電話会社のBTは、期末配当を10.4ペンスから3.5ペンス に減らす見通し。一方、英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(B A)は、オールド・ミューチュアルやプレミア・フーズに続き、無配 に転落する可能性がある。

新たな年金ガイドラインの下では、英企業は配当を支払いながら 退職年金を縮小できない。英年金保護基金によると、株価や不動産価 格の下落を受けて、英企業年金の債務は1月までの1年間に4.3%増 加し、9147億ポンド(約127兆円)に拡大した。

シュローダー・インベストメント・マネジメントで約20億ドルの 管理に携わるアンディ・リンチ氏は「今年は予想配当の引き下げが見 込まれる」と説明。各社は年金ガイドラインを引き合いに出し、「株 主に配当を支払えないのは当社の責任ではない。いまいましい年金監 督当局者のせいだ」と主張するだろうと付け加えた。

ブルームバーグのアナリスト調査では、20人中15人がBAは配 当を見送ると予想した。BAの企業年金の積み立て不足は15億ポンド に達し、同社の株式時価総額約14億5000万ポンドを上回る。BAは 昨年8年ぶりに復配し、1株当たり5ペンス、総額5800万ポンドの配 当を支払った。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE