海運株反落、欧米株下落嫌気し前日の上げ打ち消す-下落率首位(2)

日本郵船、商船三井、川崎汽船の 大手海運株が大幅反落。主要銘柄は軒並み前日の上昇分をほぼ打ち消す 形で売りが先行している。前日の中国の景気回復への期待から一転、欧 米の株式市場の下落と為替市場での円高を嫌気し、国内株式市場の下げ をけん引している。

リテラ・クレア証券の井原翼理事・情報部長は「ほぼ前日の上げ 幅と同水準の下げ幅となっている」と指摘する。そのうえで、「前日は 中国の総額4兆元(60兆円)の景気対策への期待の高まりから中国関 連、輸出関連銘柄が積極的に買われたが、その後に欧米株式市場が下げ たこと、また為替が円高傾向にあることの2点から週末を前に売りが加 速している」との見方を示した。

午前の株価終値は、郵船が前日比29円(7.2%)安の376円。一 時は同31円(7.7%)安の374円まで下げる場面もあった。商船三井 の株価は同39円(7.8%)安の463円、川崎汽船の株価も同20円 (6.5%)安の288円と反落している。TOPIX業種別33指数で海 運株指数は下落率トップ。TOPIXは輸出関連銘柄中心に幅広く売ら れ、同16%安の725.10ポイントとなっている。

5日の欧米の株式市場では、英FT100指数が前日比3.2%安、独 DAX指数が同5.0%安など欧州株式市場は軒並み下落。またそれに続 く米株式指数はNYダウ工業株30種で同4.1%安、S&P500種指数 が同4.3%安と大幅下落となった。

また、円は対ドルで1ドル=98円台前半と前日に付けた昨年11月 5日以来、4カ月ぶり安値の99円68銭から1円超水準を切り上げて 推移している。

ばら積み船の国際運賃市況であるバルチック・ドライ・インデック スは5日、5日続伸して前日比4.0%高の2167ポイントと2000ポイ ントを超える高値圏で推移している。

--共同取材:小宮弘子 Editor:Hideki Asai

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