杉本商株が安値接近、自動車向け落ち業績と配当減額-優待も図書券に

機械工具商社の杉本商事の株価が反 落。主力の自動車や電機メーカー向け工作用具の需要が落ち込み、今期 (2009年3月期)の業績と配当計画を5日に減額修正した。事業環境 や収益の厳しさを嫌気した売りで、一時は前日比3.1%安の899円と、 昨年来安値(890円、08年12月3日)に接近した。

09年3月期の単独純利益は、前期比54%減の7億1800万円(従 来予想は11億5500万円)にとどまる見通し。自動車メーカーや電機 メーカーなどが設備投資や生産活動の抑制を加速したことで、自動車関 連の工作用器具や機械工具のほか、電機関連で液晶や半導体向けの測定 器具も需要減退が想定を大きく上回った。株安と円高を受け、投資有価 証券評価損を計上したことも響く。業績悪化により、前期と同額の年 45円を予定していた配当を30円に減らす。

今後は太陽電池関連に注力、優待変更で費用圧縮も

同社の全売上高に占める自動車関連の売上比率は3割超、電機関連 は2割を超え、両分野向けで過半を占める。管理部の池田宣弘氏は、 「自動車や電機向け製品の回復は当面期待できないため、今後は需要の 伸びが見込める太陽電池関連で顧客の開拓に注力するほか、相対的に底 堅い造船向けの営業も強化したい」と話していた。

一方、同社は株主優待品の変更も5日に発表。従来の優待内容は、 100株以上1000株未満の保有株主に対して、1000円相当のリーガロ イヤルホテルスープセットだったが、今期末から1000円分の図書カー ドとする。「前期まで別便で送付していた優待品を期末報告書に同封す ることで、運送費を300万円程度圧縮できる」(池田氏)という。

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