白川日銀総裁:景気は大変厳しい状況-市場安定確保に万全期す(2)

日本銀行の白川方明総裁は6日午 前の参院予算委員会で、景気は「一言で言えば大変厳しい状況だ」 と述べた上で、「年度末に向けて、これまで講じてきた措置を活用し ながら、金融市場の安定確保に万全を尽くしたい」との考えを示し た。

自民党の佐藤昭郎氏の質問に答えた。白川総裁は「景気は大幅 に悪化しており、金融環境も厳しさを増している」と指摘。「日本経 済が物価安定の下での持続的成長経路に服するために、日銀として 最大限の貢献を行っていきたい」と語った。日経平均株価は6日午 前の終値が7204円95銭とバブル崩壊後の最安値圏にあり、年度末 に向けて金融市場は不安に包まれている。

日銀の山口広秀副総裁は5日、ブルームバーグ・ニュースのイ ンタビューで、年度末に向けて企業金融が一段と厳しくなる事態も 否定できないため、日銀としてさらに踏み込んだ対応があり得るか 検討した上で「必要があれば行動していく」と述べ、情勢次第で一 段の追加措置を取る用意があることを明らかにした。

日銀は企業金融支援の一環として、企業が発行するコマーシャ ルペーパー(CP)を3兆円、1年以内の社債を1兆円を上限に買 い入れを始めている。期限はともに9月末で、格付け上位のA1相 当が対象。また、社債等の担保としての適格基準をシングルAから トリプルBに引き下げたほか、J-REIT債(不動産投資法人債) を適格担保に加えた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE