与謝野財務相:米株価下落は大変憂慮、日本にも心理的影響(2)

与謝野馨財務・金融・経済財政担 当相は6日午前の閣議後会見で、米国の株式相場が大幅に下落したこ とについて「アメリカの平均株価が下がっていることは、日本として も大変憂慮すべきことだ」と述べた上で、「当然、心理的な影響は東 京市場の株価にも及ぶと思う」との見方を示した。

株価対策については「(銀行等保有株式)取得機構の法案が通っ た時の参議院の付帯決議第3項で、与野党区別なく率直に話していこ うということが書かれている」と説明し、「わたしとしては、あの付 帯決議に沿って、いろいろなことが参議院の与野党間、あるいは衆議 院を含めた与野党間で話し合われることに大きな期待を抱いている」 と述べた。

一方、同相が5日午前の参院予算委員会で、実質ゼロとしている 09年度経済成長見通しの修正を示唆したことについて「われわれが手 にできるあらゆる統計資料は予想を大幅に下回っている」と指摘。そ の上で、「政府見通しを直さない方が不誠実だと思っている」と述べ、 「きちんとした政府の見通しをあらためてお示しするべき時期が近 づいている」との認識を示した。

毎年12月に決め1月に閣議決定する翌年度の経済見通しについ ては通常7月ごろに内閣府が経済動向試算として見直しをしている。 年明け以降も続く急速な景気の落ち込みを受け、政府は異例の時期に 見通しの修正を迫られている。ブルームバーグ・ニュースが2月20 日時点で調査した主要民間機関予測では、実質成長率の予測中央値は 08年度がマイナス2.9%、09年度がマイナス4.0%となっている。

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