【個別銘柄】金融、電機など輸出、中国関連、不動産、エルピダ、新生

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6日の日本株市場における材料銘柄 の終値は以下の通り。

金融株:海外金融不安の強まりから、三菱UFJフィナンシャル・ グループ(8306)の終値が前日比4.8%安の401円と安値引けで52週 安値を更新。銀行、保険、その他金融がそろって下げた。格付け会社ム ーディーズ・インベスターズ・サービスが米銀JPモルガン・チェース やウェルズ・ファーゴ、バンク・オブ・アメリカの格付けを引き下げる 可能性を示し、5日の米国株市場では金融株が急落した。

輸出関連株:トヨタ自動車(7203)が2.9%安の2900円と反落し、 キヤノン(7751)が2%安で52週安値を更新した。米国株安を受けて 日本の投資家による資金の本国還流の動きが活発化し、外国為替市場で 円高が進展、収益への影響が懸念されている。また、ゴールドマン・サ ックス証券では東芝(6502)やパイオニア(6773)など電機株の財務 リスクウオッチリスト15社を選定、15社すべてが下落した。

海運など中国関連株:商船三井(9104)が7.8%安の463円と急 落し、海運が東証業種別33指数で下落率1位。機械、鉄鋼、非鉄金属 も下落率上位。中国の温家宝首相は5日の全国人民代表大会で、2009 年の8%の経済成長目標は実現可能な範囲と述べ、4兆元の景気刺激策 の増額は不要との立場を示した。追加経済対策が示されず、きのうの海 外原油価格は急落しており、資源株や素材株にも売りが増加した。

不動産株:三菱地所(8802)が5.8%安の943円など、不動産指 数採用銘柄の8割が下げた。不動産は業種別33指数で下落率2位。米 金融不安の高まりによる金融収縮懸念から、日本の不動産株と連動性が 高い米ブルームバーグREIT指数は5日に7%安と急落していた。

エルピーダメモリ(6665):11%安の544円と急反落。台湾経済 部は5日、半導体産業を再生させるため、台湾のDRAMメーカー6社 を統合し、傘下に置く新会社を設立するとの大枠のみ発表した。大和総 研では「台湾側の再編に想定以上の時間を要するとなれば、自社の資金 調達もさまざまな選択肢から早期に検討する必要が出てくる」と指摘。 ゴールドマン証では、財務リスクウオッチリストに選定した。

AOCホールディングス(5017):5.1%安の450円と急反落。み ずほ証券では5日付で投資判断を「2(買い)」から「3(ホール ド)」へ引き下げた。油価下落、経費増、製油所定修により10年3月 期の実質営業利益予想を減額するとしている。

新生銀行(8303):8.1%安の80円と午後に下げ幅拡大。資本増 強に関する取り組みで午後3時半から会見すると日経テレコンが報じ、 警戒感から売りが増加した。

モスフードサービス(8153):2.2%高の1583円と、変わらずを 含め8営業日続伸。ことし7月にも160円の新ハンバーガーを投入す るなど、全体的に値段を下げて顧客層拡大を図る。収益への好影響を期 待した向きが買いを入れたようだ。

ステラケミファ(4109)、田中化学研究所(4080):ステラが

3.1%高の1875円、田中化学が9.1%高の921円とそろって人気化し た。野村証券金融経済研究所では、ハイブリッド車や電気自動車の立ち 上がりでリチウムイオン二次電池関連事業の売上構成比が高い中小型株 は最も恩恵を享受できるとし、投資対象としての魅力は高いと評価。両 社の投資判断を新規に「1(買い)」とした。

金関連株:リサイクル関連のアサヒプリテック(5855)が1.7% 高の1288円、松田産業(7456)が0.9%高の1082円と全般安の中で 堅調。5日のニューヨーク金先物相場は前日比2.3%高の1オンス=

927.80ドルと反発。株式に替わる投資先として金が買われ、前日まで の8日続落に歯止めが掛かったことで、販売価格上昇が期待された。

ワイエイシイ(6298):6.4%安の295円と3日ぶり反落。元社員 の代表者印不正使用による私文書偽造が判明したと発表。現段階で明ら かになっている懸念される被害額は5000万円。

セシール(9937):5.7%安の117円と3日ぶり反落した。春夏カ タログの配布部数・ページ数の削減と、暖冬で秋冬物が伸び悩んだこと が影響し、2月の売上高は前年同月比19.5%減の37億円になった。 1月は同1.5%減の45億円だった。

アインファーマシーズ(9627):5.3%高の1780円と急反発。調 剤薬局など医薬事業の堅調や、新規出店、子会社による埼玉調剤の買収 効果などで第3四半期累計(08年5月-09年1月)の連結営業利益は 前年同期比23%増の36億円になった。据え置かれた09年4月通期計 画の49億円(前期比11%増)に対する進ちょく率は73%。野村証券 金融経済研究所では「1(買い)」を確認した。

アルチザネットワークス(6778):2.8%高の2万4100円と4日 ぶりに反発。一時は13%高の2万6450円と値幅制限いっぱいのスト ップ高まで買われた。発行済み株式総数の1.1%に相当する1000株を 上限に自社株買いを実施する。実施期間は9日から4月17日。一方、 第2四半期累計(08年8月-09年1月)の単独営業損益は7200万円 の赤字(前年同期は5億9400万円の黒字)となった。

インデックス・ホールディングス(4835):3.7%安の2875円と 7日続落。保有するフィスコ(3807)株を、借入金担保として提供し ていることが大量保有報告書で明らかになった。

アルインコ(5933):2.3%安の213円と続落。投資有価証券の評 価損、持分法(中央ビルト工業、1971)による投資損失を特別損失と して計上するため、09年3月期の連結純利益予想を従来の7億6000 万円から前期比96%減の4000万円に引き下げた。期末の配当を1株 当たり3.5円と従来計画の7.5円から減配、年間では13円配となり、 前期から2円減る。

丸千代山岡家(3399):13%高の8万7000円とストップ高。北海 道、関東で「ラーメン山岡家」をチェーン展開。原材料価格は期初計画 を上回ったものの、電化厨房の導入による光熱費の圧縮、人件費適正化 などの効果で、09年1月期の単独営業利益は従来計画から17%上振れ、 2億2900万円になったもよう。前の期の2.8倍水準。

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