住宅ローンの全リスク負わせる証券化は禁止を-米下院金融委員長

米下院金融委員会のフランク委員 長(民主、マサチューセッツ州)は5日、住宅ローンを証券化する際、 金融機関がすべてのリスクを投資家に負わせる証券化を禁止するべ きだとの見解を示した。

フランク委員長はワシントンで記者団に対し、「100%の証券化は いかなるものでも違法とする」法の整備を目指す意向を示し、「証券 化現象」が住宅市場の問題の大きな部分を占めると述べた。さらに現 在取り組んでいる法案が、証券化される住宅ローンに一部の信用リス クを残すことを金融機関などに義務付ける内容であることを明らか にした。

同委員長は「元凶を許しているのは100%の証券化だ。融資する 側が返済の心配をする必要がなくなるためだ。支払い能力を超えるリ スクは誰も決して取るべきではない」と強調した。

その上で同委員長は、証券化を実施する金融機関や企業は住宅ロ ーンの借り手の返済能力を考慮する必要があると説明。100%証券化 禁止の事項は、システミックリスク抑制のため米政府に現在与えられ ている以上の権限を持つ新たな金融監督当局の創設に向けた法案に 盛り込まれる可能性があるとしている。

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