日経平均一時200円超安、欧米警戒で銀行や輸出売り-中国関連反落

午前の東京株式相場は、一時日経平 均株価が200円以上の下げ。米国の金融システム不安の高まりや欧州 景気、為替相場の円高などを警戒し、三菱UFJフィナンシャル・グル ープや東京海上ホールディングスなど銀行株、トヨタ自動車やキヤノン など輸出関連株中心に売られている。前日高かった海運や鉱業、鉄鋼な ど中国関連銘柄の下げも目立つ。

大和証券SMBCグローバル・プロダクト企画部の西村由美次長は、 「株安を背景に保険株などの下落が続いており、金融株の値動きは気に なる。下値は限られると見るが、週末に米雇用統計の発表などを控え、 動きは鈍いだろう」と話していた。

午前9時26分現在の日経平均株価は前日比215円48銭 (2.9%)安の7218円1銭。TOPIXは同16.62ポイント (2.2%)安の724.93。東証1部の騰落状況は値下がり銘柄数1254、 値上がり239。

5日の米株式相場は急落した。金融システム不安から朝方から売り が優勢となり、S&P500種株価指数は1996年9月18日以来、ダウ 工業株価30種は97年4月15日以来の安値を更新。米格付け会社のム ーディーズ・インベスターズ・サービスは5日、貸倒引当金の積み増し 懸念から3大米銀のJPモルガン・チェースとウェルズ・ファーゴ、バ ンク・オブ・アメリカ(BOA)の格付けを引き下げる可能性を示唆し たことなどで、銀行株に売りが集中した。シティグループの株価は一時 97セントと、初めて1ドルを割り込んだ。

一方、午前の東京為替市場では円買い・ドル売りが進んでいる。ド ル・円相場は1ドル=98円台と、前日の東京株式相場の終了時間(同 99円27銭)から円高方向に振れている。欧州株式も景気警戒などで大 幅安となっており、海外株式、為替市場の先行き不透明感を背景に東京 市場でも朝方から金融や輸出関連株中心に売りが先行。TOPIXの下 落寄与度上位には電気機器、輸送用機器、銀行が入る。

また、中国の景気対策期待から、前日に買われた建機や鉄鋼、海運 株など中国関連業種株も総じて下落。東証業種別33指数の値下がり率 上位は海運や鉱業、機械など。

個別では、筆頭株主の米シティグループが保有株を売却する方針を 固めたと6日付の読売新聞朝刊で報道されたマネックスグループが大幅 安。半面、08年5月-09年1月期の連結営業利益が前年同期比23% 増となったアインファーマシーズは急伸している。

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