36サウス:運用成績236%のヘッジファンド閉鎖、新ファンド設定

デリバティブ(金融派生商品)トレ ーダーらがニュージーランドを拠点に設立したヘッジファンド運用会 社、36サウス・インベストメント・マネジャーズは、過去1年間にプ ラス236%の運用成績を挙げた「ブラック・スワン・ファンド」を閉 鎖する一方、インフレ局面で利益を狙う新ファンドの運用を開始する 計画だ。

36サウスの共同設立者、ジェリー・ハワース氏(49)は、同社が ニュージーランドのオークランドを拠点としているため知名度が低い と考えており、運用資産を増やすため、5月に所在地をオークランド からロンドンに移転する方針だ。同社の運用資産は4000万ドル(約 39億3000万円)を超える。

ハワース氏はオークランドからの電話インタビューで「ニュージ ーランドよりロンドンを拠点とする方が、取引が容易になる」と述べ、 欧州には「潜在的な投資家がかなり集中している。真剣に資金調達を 考えるなら、ロンドンに移転する方が理にかなっている」との見方を 示した。

36サウスは、世界の通貨、債券、株式、商品市場で割安と見込ん だ長期物のオプションを購入。まれで予期しない出来事に伴う非常に 大きな利益を狙う。行使期日が向こう1年未満のオプションには投資 しない。

ハワース氏は、オプションは「差し迫った危機に対する早期の警 戒システムとして機能する。驚くほど利益を見込めるニッチ(すき間) であり、取引への参加者も非常に少ない」と語った。

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