米BOA:メリルのボーナス受給者の個人情報開示は「重大な損害」

米銀大手バンク・オブ・アメリカ(B OA)に買収される直前に米証券大手メリルリンチの一部従業員に36 億ドル(約3500億円)の賞与が支給された問題で、両社の弁護士らは5 日、受給者の個人名を開示することは「重大で取り返しのつかない損害」 を招くとの見解を示した。

BOAは5日、ニューヨーク州のクオモ司法長官がジョン・セイン 元メリル最高経営責任者(CEO)にボーナス受給者に関する証言を求 めた問題についてマンハッタンの州裁判所に仲裁を求める文書を提出し た。

両社による文書は、クオモ長官の調査と「個人名や職位を開示する ことの間に合理的かつ適切な関係は全くない」とし、「これらの情報を公 開する合理的かつ適切な理由もない」と強調した。

BOAはさらに、クオモ長官が求める情報は、銀行側が最も価値が あると考えるビジネスを明かすことにつながり、ライバル会社に優秀な 人材を引き抜かれる恐れがあると主張。また、情報開示は「社内の不和 や動揺」を招き、開示された銀行員とその家族に安全保障上のリスクを 突き付ける恐れがあり、従業員の退社につながる要因にもなると指摘し た。

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