欧州債:ドイツ10年債上昇-ECB総裁の追加利下げ示唆で買い

欧州債市場ではドイツ10年債相 場が上昇。欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁が政策決定後の記 者会見で追加利下げの可能性について言及したことが材料視された。

トリシェ総裁がECBにとって1.5%は最低水準である必要はな いと発言したことを受け、独2年債利回りは一時、少なくとも1990 年以来の低水準まで下げた。ECBはこの日、政策金利を0.5ポイン ト引き下げ1.5%に設定し、今年と来年の経済成長率見通しを下方修 正した。

シュローダーズのポートフォリオマネジャー、デービッド・スキ ャメル氏(ロンドン在勤)は「トリシェ総裁の発言から判断すると、 これは利下げ局面の終わりではないだろう」と述べ、「最新の景気見 通しはかなり悪く、インフレ率が目安を下回る可能性がある。ECB は夏までに0.5%まで利下げするだろう」との見方を示した。

ロンドン時間午後5時50分現在、10年債利回りは前日比12ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイント)低下し3.02%。同 国債(表面利率3.75%、2019年1月償還)価格は1.03ポイント上げ

106.15。一方、2年債利回りは1.17%と、前日からほぼ変わらず。 一時は1.10%まで下げ、ブルームバーグがデータ収集を開始した 1990年以来の低水準となった。

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