JPモルガン、ウェルズ・ファーゴ、BOA:そろって格下げの恐れ

3大米銀のJPモルガン・チェー スとウェルズ・ファーゴ、バンク・オブ・アメリカ(BOA)はい ずれも、格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスによ って債務格付けを引き下げられる可能性がある。貸倒引当金の積み 増しが今後必要になるとの懸念が背景にある。

ムーディーズは4日、JPモルガンの格付け見通しを「ネガテ ィブ」と、「ステーブル」から引き下げた。ネガティブは格下げの公 算が大きいことを示す。ムーディーズはまた、ウェルズ・ファーゴ とBOAの長期債務格付けを引き下げ方向で見直すとしている。貸 し倒れ増加で自己資本比率が低下する恐れがあることが理由。

サンドラー・オニール・アンド・パートナーズの銀行業界アナ リスト、ジェフリー・ハート氏はJPモルガンのアウトルックにつ いて、「これで、同業他社と同列になった」と述べた。

ただムーディーズによれば、JPモルガンのクレジットカード 債権の焦げ付きは同規模の他行に比べると小幅にとどまる見込み。 また、同行は「現在の資本水準の高さから、貸し倒れが高水準とな っても良好な資本比率を維持できる余力がある」とムーディーズの シニア・バイスプレジデント、ショーン・ジョーンズ氏は指摘した。

一方、BOAは今週、格付け会社スタンダード・アンド・プア ーズ(S&P)によって「A+」から「A」に格下げされた。ウェ ルズ・ファーゴも既に、1月6日にムーディーズによって2段階格 下げされている。

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