午後の日本株は伸び悩み、米重要統計発表を控える-金融株一角が下落

午後の東京株式相場は伸び悩み。今 週末は米国で重要経済指標の発表を控えるほか、シカゴ24時間電子取 引システム(GLOBEX)の米国株指数先物が下落しており、根強い 金融システム不安などを背景にした5日の米株式相場の反落を懸念する 動きから、日経平均株価は午前の終値を下回ってもみ合っている。

中国の景気対策期待でコマツや新日本製鉄、商船三井、三菱商事な ど機械や鉄鋼、海運、商社株といった中国関連株は引き続き高値圏で推 移。国際石油開発帝石など鉱業、清水建設など建設株も高い。半面、オ リックスなどその他金融、三井住友海上グループホールディングスなど 保険といった金融株の一角が下げている。

アイディーオー証券ディーリング部の菊池由文部長は、「午前は先 物に、ことし初めてと思うくらいの大口の買いが断続的に入った。完全 に先物主導の動きとなり、予想外の大幅高となった」と話した。しかし、 米株高の割にはキヤノンが下落するなど、「相場にひずみが出ている」 (同氏)という。

午後1時45分現在の日経平均株価は、前日比181円10銭 (2.5%)高の7472円6銭。TOPIXは同14.78ポイント(2%) 高の746.82。東証1部の売買高は17億973万株、騰落銘柄状況は値 上がり1385、値下がり224。東証業種別33指数は保険、その他金融株 を除く31業種が高い。

米国は5日に1月の製造業受注、6日に雇用統計の発表を控える。 今後の景気動向を占う上で重要な経済指標であるだけに、内容を見極め ようと、投資家の様子見姿勢も強い。

また、アジア各国の主要株価指数はまちまちの動き。香港ハンセン 指数は前日終値を挟んでもみ合った後は下落転換。韓国総合株価指数も 前日終値を挟んでもみ合う。中国深セン指数は上昇を維持。中国の景気 対策期待が各国の相場を大きくけん引しているわけではない。

新興3市場、新興不動産に買い

一方、国内の新興3市場は、ジャスダック指数が小高い一方、東証 マザーズや大証ヘラクレス指数は前日終値付近でもみ合い。ランドやア トリウム、サンフロンティア不動産など新興不動産株の上昇が目立つ。 豊証券からディーリングシステムを受注したインタートレードも続伸。 半面、3日に四半期報告書の提出遅延で監理銘柄に指定されたジャパ ン・デジタル・コンテンツ信託は下げ止まらず、2日連続のストップ安 売り気配となっている。

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