債券相場は下落、30年入札結果低調で一時先物売り増える-株高警戒

債券相場は下落(利回りは上昇)。 前日の米国債相場の続落や日経平均株価の堅調推移が相場の圧迫要因と なっている。午後零時45分に発表された30年債入札結果が低調となっ たことを嫌気して、先物市場では一時売りが膨らむ場面があった。

財務省がこの日実施した表面利率2.4%の30年利付国債(29回債、 3月発行)の入札結果は、最低落札価格が108円30銭、平均落札価格は 108円61銭となった。最低価格は、市場予想(108円55銭)を下回り、 最低と平均落札価格の差である「テール」は31銭と、前回の13銭から 大幅に拡大した。応札倍率は2.50倍と前回の3.29倍から低下した。

中央三井信託銀行総合資金部の関一也次長は、「入札結果はテール が大きく拡大し、不調だった。米国債が売られた地合いや国内株が上昇 していることを受けて、債券は朝方から下落しており、その流れが続い ている」と述べた。

東京先物市場で中心限月3月物は、午後の取引開始後は138円70 銭台で推移していたが、30年入札結果発表後に売りが増えると138円50 銭台半ばに下げた。3月物は、午後1時35分現在で35銭安い138円64 銭、売買高は2兆2270億円程度。

現物債市場で、新発10年物の299回債利回りは、前日比1ベーシス ポイント(bp)高の1.31%で取引を開始し、2月10日以来の高水準を つけた。いったん横ばいの1.30%まで水準を切り下げたが、午後に入る と再び1.31%に上昇している。

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