アジア太平洋地域の債券保証コストが低下-中国の投資増加方針で

5日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場で、アジア太平洋地域の債券保証コストが低 下した。中国の温家宝首相がこの日北京で開幕した全国人民代表大会 (全人代、国会に相当)で政府活動報告を行い、景気減速に対応し 2009年の投資を「大幅に」増加する方針を表明したことが手掛かり。

バークレイズ・キャピタルによれば、50の投資適格級発行体で構 成するマークイットiTraxxアジア(日本除く)指数のスプレッ ドは、香港時間午前9時3分(日本時間同10時3分)現在、25ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の435bp。BNPパリ バによれば、投資適格級の日本企業50社の社債を基にしたマークイ ットiTraxx日本指数のスプレッドは日本時間午前9時7分現在、 5bp下げて500bp。

カリヨンのクレジットアナリスト、ブライアン・ライ氏(香港在 勤)は温首相の政府活動報告について、「これで向こう数日間、市場 は若干、活気づくだろう。だが危機が終わるわけではなく、この効果 も薄れるとみている」と述べた。

バークレイズによれば、中国国債のCDSスプレッドは10bp低 下し245bpとなった。

ウエストパック銀行によれば、投資適格級のオーストラリア企業 25社の社債に連動するマークイットiTraxx豪州指数のスプレ ッドはシドニー時間午後零時10分(日本時間午前10時10分)現在、 変わらずの410bp。豪州国債のCDSスプレッドは5bp低下し 180bp。

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