海運や卸売、機械など中国関連株が高い、景気対策による需要増加期待

東証1部業種別上昇率上位に鉱業、 海運、卸売、機械、鉄鋼などが並び、中国関連業種が軒並み高。景気対 策によって中国経済が改善傾向にあるうえ、追加対策観測も広がってお り、中国需要の増加期待が出ている。

個別では、コマツが一時前日比5.8%高の1096円と3連騰。三菱 商事は5.5%高の1190円、商船三井は5.5%高の495円までそれぞれ 買われた。

中国の当局者は4日、温家宝首相が新たな景気刺激策を発表するこ とを明らかにした。これを材料にきのうのニューヨーク商業取引所(N YMEX)の原油先物4月限は前日比9%高の1バレル=45.38ドルと 大幅に続伸。また、4日発表された2月の中国製造業購買担当者指数 (PMI)は49と、1月の45.3から上昇した。

大和総研投資戦略部の肖敏捷シニアエコノミストは「4兆元の景気 対策によるインフラ整備による効果が少し表れている。建設機械や素材 全般などの中国需要に対するポジティブインパクトは疑う必要がない」 と語った。肖氏は1-3月期の国内総生産(GDP)成長率を6.5- 7%、4-6月期は7%台と予測、「1-3月が景気のボトムになる可 能性がある」とみている。

一方、さらなる追加景気対策観測については「4兆元の景気対策の 効果が完全に出ていない中で早くも追加策が出てくるなら、中国経済は よほど悪いとの不信感を逆に招く可能性がある」(肖氏)としていた。

中国の温家宝首相は5日に開幕した全国人民代表大会(全人代)で、 同国は前例のない困難と課題に直面しているとし、世界的な問題解決に 新たな貢献を行うなどと述べた。

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