ヤマダ電株が急反発、合理化による業績改善期待-UBS証は格上げ

家電量販店最大手のヤマダ電機の株 価が急反発。消費低迷による家電販売の先行き不安や在庫増への警戒な ど、株価は悪材料を過度に織り込んだとの見方が台頭。合理化による経 営効率改善期待が株価を押し上げた。午前9時11分時点の株価は前日 比4.3%高の3680円。

UBS証券の山手剛人アナリストは4日付で、同社の投資判断を 「中立」から「買い」へ引き上げた。山手氏はその理由について、「株 価はかなり悪い状況を想定しているのに対し、会社側は設備投資や在庫 の削減方針を示すなど問題は解決に向かい始めている」と説明。合理化 策をテコとしたキャッシュフローや経営効率の改善により、「市場の悪 い見方にくさびを打てるだろう」(山手氏)という。

山手氏によると、内閣府「消費動向調査」の耐久財の買い時判断指 数は08年11月に29.6ポイントで底を打ち、その後も30前後で低水 準ながら底割れに至っていない。このため、同証券予想の09年度の既 存店売上高(前年度比6%減)を割り込むリスクは後退しているとみる。

その一方、09年度の新規出店数は約30店、設備投資も400億- 450億円と、会社側は08年度実績に対して投資予算を半減させる方針 だと強調。最も重要な在庫削減策も同時に実行することで営業キャッシ ュフローを確保し、投資をその範囲内に収めることで現金収支の改善を 狙っていると評価する。フリーキャッシュフロー改善が達成されれば、 今後何らかの形で株主還元が実現する可能性もあると同氏は予想する。

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