日銀の国債買い現先オペが札割れ、資金余剰感が強まる-06年3月以来

日本銀行が5日午前に実施した資金 供給目的の国債買い現先オペでは、応札額が日銀の提示した金額を下回 る札割れになった。足元で資金の余剰感が強まっているため、オペで資 金を手当てする需要が薄れた。同オペで札割れが発生するのは、量的金 融緩和措置が解除された2006年3月以来となる。

日銀が午前9時30分に通知したスポットネクスト物(3月9日-10 日)の国債買い現先オペ3兆円では、応札総額が2兆2863億円にとどま った。最低落札金利は前日と同じ下限0.10%、平均落札金利は0.2ベー シスポイント(bp)低下の0.105%だった。

東短リサーチの寺田寿明研究員は、「日銀の準備預金を積み終えた 先で資金余剰感が強まっている」と指摘。そのうえで、「あすの資金供 給オペが減ってもおかしくない」との見方を示した。

1週間物は応札増加

一方、同時に通知された1週間物(3月9日-16日)の国債買い現 先オペ1兆円では、応札総額が2兆8478億円となり、応札倍率は2.85 倍と前回(3月6日-13日)の2.30倍を上回った。最低落札金利0.11%、 平均落札金利0.118%で、それぞれ横ばいだった。

1週間物のオペは、期日が3月分の準備預金の積み期間(3月16 日-4月15日)に入ったことが応札増加の要因とみられ、「13日の積 み最終日まではジャブジャブ、16日から金利が上がっていくというこ と」(東短リサーチ・寺田氏)との指摘も出ている。

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