米GEキャピタル債保証コスト、過去最高から低下に転じる-CDS

4日のクレジット・デフォルトスワ ップ(CDS)市場では、米ゼネラル・エレクトリック(GE)の金 融部門、GEキャピタルの社債保証コストが低下。一時は過去最高を 更新していたが、GEが近く増資を実施する必要があるとの見方は「純 然たる憶測に過ぎない」と指摘したことを受けて下げに転じた。

GEキャピタル債のデフォルト(債務不履行)に対する期間5年 の保証料は2日から前払い分が発生している。米格付け会社ムーディ ーズ・インベスターズ・サービスが2月27日、GEが71年ぶりに減 配を実施したにもかかわらず、最高位の「AAA」からの格下げを依 然、検討していると表明したことが影響した。

フェニックス・パトナーズ・グループによれば、GEキャピタル 債の保証料はニューヨーク時間午後4時半(日本時間5日午前6時半) 現在、年間5%プラス前払いで15.5%。これは同社債1000万ドルに 対する保証料として、年間50万ドルに加え、前払いで155万ドルか かることを意味する。前払い保証料の割合は一時、過去最高の20%に 達していた。

アラディン・キャピタル・マネジメントの調査部門責任者、スコ ット・マクドナルド氏は「GEが破たんするとわれわれが考えている とは信じ難い」としたものの、「人間はパニックになると、すべてを投 げ捨てて逃げ出すものだ」と話している。

フェニックスによれば、北米の投資適格級企業125社で構成する マークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドは、2.5ベーシス ポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の243.5bp。CMAデー タビジョンの調べでは、これは昨年12月16日以来の高水準。

資産家ウォーレン・バフェット氏が率いる保険・投資会社バーク シャー・ハサウェイの社債保証料は過去最高に上昇し、ジャンク級(投 機的)格付け企業の水準となった。同社がデリバティブ(金融派生商 品)取引で損失に直面しているとの懸念が広がっている。CMAによ ると、バークシャー債に関連したCDSスプレッドは15bp上昇し 515bp。一時は過去最高の535bpを付けていた。

主に高リスク・高利回りの50銘柄で構成するマークイットiT raxxクロスオーバー指数のスプレッドは25bp下げて1115bp。 投資適格級の欧州企業125社で構成するマークイットiTraxx 欧州指数は3bp上昇の193.5bpだった(いずれもJPモルガン・ チェース調べ)。

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