UBS:米顧客名簿の引き渡し、これ以上行わず-上院小委で幹部証言

スイス最大の銀行UBSは4日、米 富裕層の脱税ほう助をめぐる訴訟で、米当局が開示を求めている米顧客 5万2000人の身元について、これ以上の情報の引き渡しを行わない考え を明らかにした。

UBSは2月19日、訴追を回避するため7億8000万ドルの支払い と一部顧客の氏名の開示に応じた。上院調査常設小委員会のカール・レ ビン委員長(民主、ミシガン州)は4日開いた海外の租税回避地に関す る公聴会で、UBSがこれまでに約300人の顧客名簿を引き渡したと述 べた。

米国での訴訟は、脱税を行ったとみられる米顧客5万2000人の名簿 をUBSに提供させる狙いがある。一方、スイス政府が犯罪と認めるの は税金詐欺だけで、脱税は犯罪とみなされていない。

UBSのグローバル・ウエルスマネジメント部門のマーク・ブラン ソン最高財務責任者(CFO)は公聴会で、「UBSはスイスで従業員 を刑事訴追の危険にさらすことなく、可能な限り要求に応じているとわ れわれは確信している」と語った。

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