短期市場:翌日物0.10%前後か、レポや短いターム物が下限付近で推移

短期金融市場の無担保コール翌日 物は0.10%前後で横ばいか。この日は日本銀行の資金供給がやや減少 するものの、年度内の取引には資金余剰感が出ており、レポ(現金担 保付債券貸借)や短いターム(期日)物が実質的な下限付近で推移し ている。年度末越えの取引も金利水準は落ち着いている。

4日の翌日物の加重平均金利は0.1ベーシスポイント(bp)低下 の0.100%だった。朝方は国内銀行の調達が0.08-0.10%、外国銀行 の調達は0.10-0.11%で始まった。その後は0.10%を中心に推移し、 引き続き取引は閑散だった。

日銀当座預金残高が11兆円台、準備預金残高(除くゆうちょ銀) は8兆円台と、いずれも2月12日以来の水準まで供給量が縮小される。 ただ、銀行の準備預金の積み上げは進んでおり、余剰感に変化はなさそ うだ。レポが0.10%、無担保コール1週間物は一部0.09%まで低下 し、翌日物の誘導目標0.1%に比べて実質的な下限付近にある。

一方、年度末をまたぐ1カ月程度の無担保コール取引では、全体 の調達水準が0.55-0.80%程度と、一時の1%前後から下がっている。 企業金融支援特別オペや共通担保オペで年度末越え資金がたんたんと供 給されており、市場での調達圧力も緩和方向とみられている。

準備預金8.5兆円の見込み

午前9時20分の即日実行の定例金融調節が見送られた場合、この 日の当座預金は7000億円減の11兆9000億円程度、準備預金(除く ゆうちょ銀)は8000億円減の8兆5000億円程度になる見込み。短資 会社各社の予想では、即日の金融調節は見送られるとの見方が多い。

準備預金の必要積立額(1日平均)3兆5400億円と積み終了先 4兆3400億円から推計した中立水準は7兆9000億円程度になる。

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